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海外の特色を持つメーカーから、商業施設・アミューズメント施設向けの演出照明を輸入・販売代理するアイ・スペック。現在は、ANOLiS（アノリス／チェコ）やGantom（ガンタム／米）、COLORBEAM（カラービーム／台湾）の商品が主力だ。

ANOLiSは世界的な舞台演出照明メーカー・ROBE（ロビー）社の建築照明部門として、積極的に商品開発を進めており、「Divine」はその最新シリーズだ。

「Divine 160 RGBW」は調光・調色可能なマルチチップLEDを40基搭載し、W463×H314㎜というサイズながら従来製品の3倍から4倍近い、440Wで全光束11274lmというハイパワーが大きな特長だ。これまで光が届かなかったようなシチュエーションでも対応できる。設置のためのオプションやアクセサリーも非常に充実しており、配灯計画の自由度をより高めることが可能だ。

また「Divine 60UV」はUV照明いわゆるブラックライトの新機軸とも言える演出用照明器具。屋外対応の投光器型で高出力のブラックライトというこれまで存在しなかったスペックである。さらに画期的なポイントは、LEDの波長を制御し、可視光をなくしたことだ。一般的なブラックライトはピークである365nm以上の波長をカットしきれないため、青紫の光になる。そのため照射物も青く照らされてしまうが、「Divine 60 UV」であれば、光そのものは見えないため、蛍光体だけを発光させられる。160Wの高出力とIP67準拠の防塵防水性能で、DMX・RDM制御にも対応する。オプションでワイヤレス制御も可能なため、既存の空間への追加も容易だ。ブラックライトによる演出のイメージを変革させ得るものといっていい。

多彩な制御が当たり前となり、照明がよりインタラクティブな演出と連携しつつある中、アイ・スペックではそのシステム構築やサポート業務が広がっているという。Gantomには赤外線通信を用いる照明器具やハンディライトがあり、大掛かりなシステムを組むことなく、体験型アトラクションや展示施設などで客のアクティビティーに応じた光演出が可能だ。街や施設内の回遊性を高める仕掛けにも応用できるため、今後よりニーズが高まると目される。