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第83回 東京インターナショナル ギフト・ショー LIFE×DESIGN
2017.03.27 | INFORMATION
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2017年2月1日〜3日、東京ビッグサイトで「第83回 東京インターナショナル・ギフト・ショー LIFE×DESIGN」が開催された。
会期/2017年2月1日〜3日
会場/東京ビッグサイト(東京・有明)
主催/ビジネスガイド社
新たな時代への
ライフスタイル提案2017年2月1日〜3日、東京ビッグサイトで「第83回 東京インターナショナル・ギフト・ショー LIFE×DESIGN」が開催された。国内外の591社が出展し、3日間で延べ約40,000人が来場。本展は、ビジネスガイド社が主催する五つのギフト・ショーを連続して開催する「ギフト・ショーWEEK 春2017」の一環だ。40年以上にわたって開催されてきたが、2020年へ向けた訪日観光客の増加や、日本のものづくりへの関心の高まりを考慮し、近年より日本の住関連産業とデザインマーケットの活性化を目的とした新たな暮らしの提案を続けている。そのためのテーマの一つが「洋服を着替えるように、住まいを自分流にコーディネート」すること。会場には、住環境やライフスタイルへ向けた商材・提案に特化したブースが多数展開された。
こだわりの暮らしを形にするための展示は、六つのカテゴリーに分けられる。住環境に欠かせないハイデザイン商材を集めたLIFE STYLINGS、素材そのものに注目したSOZAI展、新進気鋭のクリエイターが新作を発表するACTIVE CREATORS、リノベーションに関連する情報や商材が集結したRENOVATION ZONE、日本の伝統工芸や高度な製造技術から生まれた商材が並ぶNIPPON BRAND FAIR、最新のデザイン雑貨に着目したACTIVE DESIGN & CRAFT FAIRがある。
SOZAI展では、織物や木工、金属、塗料などの“素材”を多数展示。組子格子を建具だけでなくインテリアの各所に取り込むもの、寺社仏閣の屋根で使われる特殊なヒノキ樹皮の仕上げを内装に用いる提案など、伝統工芸やこれまで限られた場所で用いられていた素材・建材が、内装材やアートの新たな視点でピックアップされた。LIFE STYLINGSエリアでは、近年、都市生活者を中心に人気を集める「グランピング」をコンセプトにした空間が広がる。
また、「住まいを自分流にコーディネート」するというテーマのもと、さまざまな試みが見られたのがリノベーション関連のブースが並ぶRENOVATION ZONE。同エリアの中心には、最新の建築・設計スタイルを体験できるカフェ「リノベテリア」が企画され、ログハウスの国内シェア6割以上を持つ「BESS」が提供する、約6畳のログ小屋「IMAGO」が立ち上がった。
更に、ギフト・ショー全体の中でも異彩を放ったのが「DIY工務店」の展示ブース。5組のクリエイターの協働によるDIY工務店は、住宅や店舗、学校などのリノベーションを始め、DIY賃貸マンションの設計・運営サポートを行う集団だ。事例紹介や作品の展示の他、特別セミナーやパフォーマンスも行われDIYの魅力を伝えた。現地でソファにその場でペインティングするパフォーマンスを行った小川貴一郎氏は「日本では衣食住の中で、住空間がまだまだ開拓の余地がある。DIYの魅力を伝えて、暮らしを楽しむための提案ができれば」と語った。
この他のギフト・ショーも順次開催され、ギフト・ショーWEEKは8日間の合計で36万人以上が来場。これからの日本のライフスタイルや文化を向上・刷新するような、数々の魅力的な提案が人々の注目を集めた。
※次回「Gift Show Autumn2017 LIFE×DESIGN」は、2017年8月30日(水)~9月2日(土)の4日間、東京ビッグサイトにて開催される。
株式会社ビジネスガイド社
- TEL. 03-3843-9851
- URL. http://www.giftshow.co.jp